競売物件の選び方
そこで競売物件の選び方について、簡単に紹介したいと思います。
■ 占有者がいないor引渡し可能物件
競売で物件を購入する場合の大きな障害の一つとして、落札した物件に占有者がいて立退きを拒否するというケースがあります。このような場合、
・話し合いで立退き料を払う......30万円~100万円の出費
・強制執行で立ち退かせる......80万円~200万円の出費
といった費用が必要となる場合があります。
占有者がいなければトラブルも起きにくいので、安心と言えるでしょう。
また占有者がいても引渡しが可能な物件を選ぶようにしましょう。
中には「法律的に立退く義務がない賃借人が住んでいる物件」というものもあります。マイホームとして購入する場合、このような物件は避けた方がいいですね。
■ 裁判所の資料でチェック
競売物件の詳細な情報を調べる際には、裁判所の資料が役に立ちます。入札を行う前に所轄の地方裁判所で「物件明細書」「現況調査報告書」「評価書」の3つの資料には必ず目を通すようにしてください。
・物件明細書......不動産の権利関係のことが記載されている
・現況調査報告書......執行官が調査した不動産の状況とその報告
・評価書......評価人が算定した物件の価格などが記載されている
希望する物件に占有者がいないか、占有者がいても引渡ができる物件かを調べるには、不動産の権利関係のことが記載されている物件明細書を調べるといいです。またその不動産を購入した場合、どんな権利を引き継がなければならないかも物件明細書で確認できます。
■ 自分の目で現地調査
競売物件の選ぶ際には、やはり自分の目でその不動産の状態を確かめることが重要です。裁判所の資料は数ヶ月前のものだったりして、現在の様子が分かりません。気になる物件を見つけたら、自分で足を運んで確かめることが肝心です。
ただし競売物件では、通常の中古住宅購入の場合と違って、購入したい物件の内部を調査することはできません。
それでも建物の外観、周辺の環境、道路、駅などの交通の便を知ることは大切です。
一般的に競売は、入札で物件の売却が行われます。期間入札の場合には、入札の受付が始まる2週間ぐらい前に公告や公告が出ます。時間を有効活用して、気に入った物件があればきちんと調査して自分の希望に合った物件を選ぶようにしましょう。